エクアドル大統領が国民に問う7つの質問

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    イエスかノーか

     

    エクアドルでここ数日最もホットな話題と言えば、“Si o No”(イエスかノーか)問題です。

     

    ここ最近、街を歩いていると、いたるところに“Si”とか“No”とか書いてあります。

     

     

     

    歩道橋の上で“Si”と言い張る人たち(キト北部郊外にて)

     

     

    このSiとNoの争い、実は現大統領の政策についての国民投票のための政治キャンペーンなんです。

     

    エクアドル共和国の現大統領レニン・モレノ氏が憲法改正を目論んでいるらしく、国民投票を実施し、有権者の意向を確認するという趣旨のようです。

     

    エクアドル国民は以下7つの項目についてそれぞれ賛成か反対かを投票します。

     

    レニン・モレノ大統領が国民に問う7つの質問

     

    (1) 汚職対策 

    汚職行為により有罪判決を受けた公務員は、政治活動への参加を禁止すること、汚職に関係した企業は、国との契約をすることができないこと、有罪判決を受けた公務員は国が損失を受けた資産を返還することに賛成するか。

     

    (2) 市民参画・社会コントロール審議会(CPCCS) 

    CPCCSの新メンバーを選挙により選出するまでの間のメンバーの権能停止の可否、暫定CPCCSが現在の規定の下で新たな高官を選出することが適切か。

     

    (3) 公職の無制限再選禁止 

    選挙により選出される公職の無制限再選禁止に賛成か。

     

    (4) キャピタルゲイン税法

    建設部門のGDP8%減の原因と見られるキャピタルゲイン税法の廃止に賛成か。

     

    (5) ヤス二ITT 

    ヤス二ITTの保護地域の範囲を5万ヘクタールに拡大すること、原油開発の面積を削減することに賛成か。

     

    (6) 鉱業開発 

    都市地域、保護地域及び不可侵地域での金属鉱山開発へ制約を課すことに賛成か。

     

    (7) 児童・青少年に対する性的犯罪 

    児童・青少年に対する性的犯罪を重大な犯罪とし、時効をなくすことに賛成か。

     

    出展: 在エクアドル日本大使館報告

     

    Gandhiは政治についてはこれっきりなので内容自体はさっぱりわかっていないですが、何やら重大な政策転換を起こすかどうかの瀬戸際みたいです。

     

    ここで巻き起こっているのが“Si o No”抗争。

     

    どうやら、前大統領のラファエル・コレア氏がモレノ現大統領の政策に対し“No”を主張しているらしく、コレア派とモレノ派の対立構造ができている様子。

     

    (何度も言いますが、Gandhiは政治の事が良く分かりません。あくまで自分の周囲を基にした状況分析です)

     

    マナビ県ではコレア前大統領の人気が高く(ラフィという愛称で呼ばれ、マナビに訪問する時はまるでアイドルのような歓迎を受けています)、比較的“No”を主張する人が多いように感じています。

     

    逆に、キトではSiを主張する人が多かったような。。

     

    いずれにせよ、エクアドルは真っ二つに割れました。

     

    面白いのが、ほぼ全員が「すべてSi」、もしくは「すべてNo」にしか投票しない、と言っているところです。

     

    日本人なら、「(1)(2)は賛成だけど残りは反対かな」とか考えたりするものですが、エクアドル人はとても極端。

     

    SiかNoだけです。

     

    7つの質問といいつつ、モレノ大統領の政策全体に対する国民投票という色が濃いのかもしれません。

     

    それとも、一つ一つ細部まで器用に判断することができず、SiとNoと単純な形で決める人が多いのでしょうか。

     

    投票所近くはまるで祭りのよう

     

    投票当日は、普段は静かなサンプラシドも賑やかになりました。

     

    投票のために山の上からたくさんの人が下りてきたためです。

     

    市場の周りには山から人を運んできたトラックがたくさん

     

    バスからも大量の人が下りてくる

     

    投票場の近くには出店も出る

     

    もはやフィエスタ(祭り)

     

    投票場はこんな感じ。日本と同じで、学校などが投票場になっていました。

     

    ライフルを持った警備員がいるのがとても南米らしい。

     

    投票すると、こんな証明書がもらえるらしい。

     

    投票率は分かりませんが、周りのエクアドル人は全員投票に行ったらしいです。

    同僚に聞くと、投票は権利ではなく義務だとのこと。

     

    日本も義務化してしまえば若者の投票率が上がるかな。

     

    結果はSiの勝ち

     

    投票結果も当日のうちに出て、モレノ大統領派の“Si(Yes)”が勝利したとのことです。

     

    項目ごとの結果を見ていると、全項目Siに投票した人が6割、全部Noが2割、残り2割が項目ごとに投票しているように感じます。

     

    項目ごとの投票結果

     

    (1) 汚職対策 

    Sí 74.10 % / No 25.90 %

     

    (2) 市民参画・社会コントロール審議会(CPCCS) 

    Sí 64.75 % / No 35.25 %  

     

    (3) 公職の無制限再選禁止 

    Sí 63.57 % / No 36.43 %  

     

    (4) キャピタルゲイン税法

    Sí 73.92 % / No 26.08 %  

     

    (5) ヤス二ITT 

    Sí 69.18 % / No 30.82 %  

     

    (6) 鉱業開発 

    Sí 63.80 % / No 36.20 %

     

    (7) 児童・青少年に対する性的犯罪    

    Sí 67.96 % / No 32.04 %. 

     

    出展:El Tiempo紙

    Ecuatorianos suprimen reelección indefinida y cierran el paso a Correa

     

     

    マナビの人たちはちょっと残念そう。

     

    この国がこれからどう変わっていくのか、見守っていきたいです。

     

     



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