青年海外協力隊はドラえもんなのか

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    Gandhi(ガンディー)@南米エクアドルのコーヒー農園です。

     

    青年海外協力隊は「ドラえもん」になれる

     

    前に、親愛なる協力隊の同期がこんな事を言っていた。

     

    「まるで、ドラえもんになったみたい」

     

    彼がエクアドルに持ってきた高品質のカメラ。ケータイの最新アプリ。ドローン。

     

    そんな最先端の電子機器を駆使する彼は、まるでドラえもんになった気分だったそう。

     

    これは分かりやすい例であるが、モノが無くてもドラえもん気分になることはある。

     

    日本で身に着けた洗練られた技術や見識がひみつ道具として機能する場合だ。

     

    電子機器を駆使してドラえもんになった彼も、日本にいた頃は立派な数学教師をしており、数学教育についてはエクアドル人教師よりもはるかに見識を持っている。

     

    そんな知識と経験を頭の中の余次元ポケットから取り出し、エクアドルの子どもたちをまるで空を自由に飛んでるような気分にさせている。

     

    多くの協力隊はドラえもんになれる。

     

    まさに僕が思い描いていた国際協力。

     

    コミュニティ開発の現実

     

    しかし、ひみつ道具が通用しない場合もある。

    それが、現状の僕だ。

     

    メーカーの海外営業職での経験。

     

    確かに日本で身に着けた経験やスキルはある。

     

    しかし、個別スキルは専門に特化したエクアドル人のインヘニエーロ(技官)に敵わない。

     

    いや、敵うと思ってるんだけど、周囲のエクアドル人がインヘニエーロのいう事を絶対だと思っていて(本人含む)、その専門の学位を持っていない僕の言う事はにわかには受け入れてくれない

     

    のび太君がいないドラえもんは、ただの猫型ロボットだ。

     

    きっと、南米のコミュニティ開発職のほとんどの隊員が同じ問題に直面しているのだと想像する。

     

    でも、こっそり変化を与える事はできる

     

    しかし、諦めてはいけない。

     

    言う事を直接聞いてくれなくても、ヒントを与えていくことで、自発的に気付いてもらえる場合がある。

     

    これを、コナン君式問題解決法と勝手に呼んでいる。

     

    コナン君の世界では、大人たちはコナン君の事をただの小学生だと思い、全く相手にしない。

     

    でも、さりげなくヒントを与えることで、捜査を正しい方向へ誘導していく。

     

    最後は変成器を使って事件をクロージング。

     

    この過程で、誰もコナン君の業績に気付くものはいない

     

    毛利小五郎は自分で解決したと思い自信を持つ。

     

    個人的には、コナン君の役割ってものすごくカッコいいと思う。

     

     

    効果的な質問でコナン君式問題解決を実践できる

     

    国際協力の場において、どうコナン君の役割を遂行するか。

     

    僕は、質問を利用している。

     

    ヒントを出したいとき、分からないフリをして質問する。

     

    「あれれ〜、何でこんなところにXXXが落ちてるんだろ〜?」のアレである。

     

    例えば、コーヒーの品質を決定する気候条件について考えてもらいたいときは、

     

    「今年は去年と比べて暑いの?寒いの?」

    「ほうほう。そういえば、今年の豆の成長具合は去年と比べてどうなの?」

     

    と連続して聞いてみたり、

    各工程のコストを把握してもらいたいときは、

     

    「この作業員たちはいくらもらってるの?」

     

    と聞いてみたり。

     

    最近は、誰が質問の意図に気付いてくれるか把握できてきたので、活動が凄くやり易くなった。特定のエクアドル人に変成器的な役割を担ってもらうとすごくスムーズにいく。

     

    エクアドル人同士をめぐり合わせることも有効に機能。

     

    質問以外でも、周りの大人たちをうまく巻き込んで捜査を進める方法はある。

     

    それが、スキルを持ったエクアドル人同士を引き合わせることだ。

     

    エクアドル人は、日本人以上にシャイ。

    自ら新たな出会いを作る事が非常に苦手。

     

    そんな彼らたちを、こっそり引き合わせることも効果的。

     

    凡例

     

    Gandhi「農家の人たちがXXXについてどうしても聞きたいらしいから、教えに来てほしい。」

    スキルシャイ「よっしゃ、やったるか!」

     

    Gandhi「スキルシャイがどうしても講座開きたいらしいから、来てほしい」

    農家の人たち「やれやれ、参加してやるか。」

     

    〜当日〜

     

    スキルシャイ&農家の人たち「新たな発見!!」

     

    凡例おわり

     

     

    エクアドル人の凄いところは、雑なフリに対して、しっかりそれなりの成果を出してくれることだ。

     

    コナン君式解決法のメリットとデメリット

     

    コナン君式問題解決法の醍醐味は、ほとんどの人が気付かない所で場をコントロールできる事。

     

    うまく行くと結構気持ちいい。

    しかも、あまり労力がかからない。

     

    ただ、周囲からはあまり評価されないのが残念。

    (だからブログで自己主張している。)

     

    そして、自主的に何かやってる感じがしなくて、自己満足にもならない

    (だからブログで自己を正当化している。)

     

    まとめ

     

    専門性を持っていない僕はドラえもんにはなれなかった。

     

    だから、今日もコナン君を目指して質問を投げかけたり、セミナーを丸投げしたりするのである。


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