南米エクアドルでネットワークビジネスに勧誘されたが、断るべき理由を解説します。

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    こんにちは。Gandhi(ガンディー)@南米エクアドルのコーヒー農園です。

     

    この間、カンターパートがやっているという別の仕事を紹介したい、と言われ興味本位である集会に行ってきました。

     

    何やら、栄養剤を販売する会社の集会のよう。ただ、何か雰囲気が怪しい。

     

    どこかで感じたことのある雰囲気。。。

     

    集会が始まる。

     

    主催者側も参加者も、かなりテンション高め。

     

    この新興宗教みたいな感じ、何か怪しい。

     

    もしや、と思っていたら、

    やはりネットワークビジネス(マルチ商法、ねずみ講に近いビジネス)でした。

     

    一人6人ずつ紹介すれば、4層目には自分の下に1,296人お客さんがいて、指数関数的に増えた報奨金がもらえる、とても夢のある話をしていました。

     

    ありがちなネットワーキングビジネスです。

     

    その後、参加者たちは口をそろえて、いい話だ!と目を輝かせていました。

     

    ただ、僕はそうは思いません。

     

    ネットワーキングビジネスの何がいけないのか?

     

    そう、ネットワークビジネスはとてもいい話なんです。ただし、それは上位層の限られた人にとってのみです。

     

    上位層しか稼げないことは色んな人が言っていることなのでご存知だとは思いますが、何故下位層は稼げないか知っていますか?

     

    それは、人口が有限だからです。

     

    仮に全人口が参加あるネットワークビジネスに参加したとする。簡単のため70億人としましょう。そして、一人が6人ずつに紹介していると仮定しましょう(ちょっと乱暴ですが)。

     

    そうすると、会員は以下の通り増えていきます。

     

    1層目     1人

    2層目     6人

    3層目     36人

    4層目     216人

    5層目     1296人

    6層目     7776人

    7層目     46656人

    8層目     279936人

    9層目     1679616人

    10層目   10077696人

    11層目   60466176人

    12層目   362797056人

    13層目   2176782336人

    14層目   13060694016人

     

    14層目で全人口70億人を超えます。したがって、14層目以降はこれ以上商品を紹介する相手がいなくなります。ちなみに、14層目の人数は、全人口から1〜13層目の人数を引いた数になるので、

     

    4,387,861,197

     

    になります。約44億人です。これは、参加者の半数以上はネットワークビジネスで「稼ぐ」ことができないことを表しています。

     

    実際のネットワークビジネスは、多くても会員数が1000万人(世界最大のネットワークビジネス会社Aがそれくらいです)なので、10層以上は現実的には実現不可能だと思います。(そもそも、6人に紹介できるか、という話もありますが。。)

     

    確かに稼げる人はいる

     

    そう、確かに稼げる人はいるんです。

     

    まず、各層で稼げる金額を見てみましょう。

     

    設定にもよりますが、商品の金額をX、一人に販売したときの報奨率をaとします。簡単のため、一人が紹介する人数は6人のままとします。

     

    そうすると、稼げる金額は

     

     

    となります。

     

    商品の金額を1000円、紹介料を商品の5%とすると、

     

    1層分まで紹介     300円

    2層分まで紹介     2,100円

    3層分まで紹介     12,900円

    4層分まで紹介     77,700円

    5層分まで紹介     466,500円

    6層分まで紹介     2,799,300円

    7層分まで紹介     16,796,100円

    8層分まで紹介     100,776,900円

    9層分まで紹介     604,661,700円

     

    となります。この場合3層目まで紹介(計6+36=42人)できれば、1,100円の設けが出る計算になります。夢がありますね。

     

    しかし、市場にどれだけポテンシャルカスタマーが残っているか(自分は何層目にいて、商品を買う可能性のある顧客層は全体で何人くらいいるのか?)を把握しないと42人紹介も難しいです。自分より下位層が存在しない人が大多数なはずなので。。

     

    稼げない人がいる以上、僕は参加したくないです。僕はみんなが幸せになれる仕事がしたい。

     

    商品に満足していれば買うのもやぶさかではないが。。

     

    商品が良ければ買ってもいいんじゃないの?という主張があります。確かにその通りです。設けることを考えずに、商品を買うだけなら健全な経済活動なので、全く問題はありません。

     

    でも、僕は商品も買いたくありません。なぜなら、ネットワークビジネスの商品は割高にならざるを得ないからです。

     

    何故ネットワークビジネスの商品は割高なのか?

     

    ネットワークビジネスの商品は必ず割高になります。

     

    よく、一般商品は広告費や販売仲介に多額の費用を費やしているため、ネットワークビジネスの方がお得だという話を聞きます。ネットワークビジネスは、この仲介手数料を会員同士で分け合っているから安くなる、という主張です。

     

    本当にそうでしょうか?

     

    各層までに配当された報奨金を見てみましょう。

    仮に、10層目まで6人ずつきれいに紹介がされているとします。

     

    nを1-10までの数字として、n層目の人が紹介できるのは、10-n層分になります。

     

    すると、各層ごとに支払われる金額は以下の通り。

     

    10層目までに存在する会員数は12,093,235人で、それまでに支払われた報酬金の合計は106,420,470aXになります。

     

    ここから計算すると、商品一つあたりに含まれる報酬コストは8.8aX。

     

    a=5%, X=1,000円だとすると、商品一つあたりの報酬コストは440円になります。1,000円のうち、440円が報酬コストなんですね。これに企業の取り分や、セミナーなどの経費もあるので、実際の原価はいくらくらいなのでしょうか。。

     

    そもそも、ディストリビューターと言われる、販売を促進する会員の数が全体の6分の1以上は確実にいるので、消費者数に対する営業担当者数が相当います。その結果、販売コストが上がるのは当然です。

     

    仮に、自分がn層目にいたとします。すると、自分の層には6n-1人がいて、自分より上の層には全部で1+6+36+…+6n-2 = (6n-1-1)/5 人存在しています。

     

    仮に3層目だとすると、自分の層が216人で、上位層が42人です。このとおり、上位には自分の層の6分の1以上の数がいます。どれだけ層を掘り下げて会員を増やしても、商品あたりの販売担当者数は一人あたりが紹介できる人数の逆数以上は存在しています。

     

    それでもネットワークビジネスが許される場合

     

    ただ、ネットワークビジネスが一般販売品よりも良しとされるパターンもあるとは思っています。それは、以下の2通りです。

    商品価格に対する報酬額が極端に低い場合

    一人当たり紹介できる人数がめちゃくちゃ多い場合

     

    ,蓮∪茲曚匹aの値を小さくすることに対応します。

    すると、商品における報酬額の割合が小さくなり、一般販売品に含まれる販売コストよりも低くなることになります。ただし、この場合報酬額自体が小さくなるので、ネットワークビジネスを通して稼ぐことはできないでしょう。よくある、友達紹介キャンペーンみたいな形で、消費者がビジネスを行う感覚では無いです。

     

    △蓮一人あたりの紹介人数を増やすことで、会員全数におけるディストリビュータ数を減らすことができます。そうすると、商品ひとつ当たりの報酬コストが減ります。ネットを使って、何百人、何千人に紹介するという事が考えられます。ただ、これはほぼアフィリエイトと変わらないですね。

     

    まとめ

    結論を言うと、僕はネットワークビジネスには手を出しません。

    確かに、うまくやれば稼げますが、一方で必ず割高な商品を買うだけの人を生み出すことになるからです。僕はみんなに幸せになってもらいたい。

     

    【参考】

    一人あたりの紹介人数をpとした場合の計算。

     

     

    p→∞のとき、aNに収束します。結局、いくら大人数に紹介したとしても、層が多ければ報酬率は高くなってしまうんですね。。

    ただ、人口は有限なため、pが増えたら必然的にNが減るため、結果的に報酬率が低くなるかもしれません。

     

    高校数学の範囲ですが、文系の僕にはこれが限界です。数学オタクの誰かが、Nをpの関数にしたうえで、報酬率とpの関係をグラフにしてくれたらいいんだけど。。

     

     

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